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家づくりの手引き スイッチ・コンセント編

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yu-ki

おうちを建てるときやリフォームのとき、見逃しがちなスイッチ・コンセントのこと。少しこだわるだけでグンと使いやすくなります。

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スイッチ・コンセントの後悔しない配置計画

新築を建ててから、よく後悔するのはスイッチ・コンセントの配置です。家具をおいたらコンセントが隠れて使えなくなったり、年々増えていく家電製品に見合う数が確保できなかったり、スイッチの場所や高さ、コンセントの口数や配置は、新築やリフォーム後の生活をイメージしながら決めるのが後で困らないポイントです。

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スイッチ・コンセント設置の注意するべきポイント

現在の住まいのスイッチ・コンセントで不便を感じている点を整理し、どこを改善すればよいかを考えます。コンセントの数が足りず延長コードまみれになったり、使いたいときにコンセントの空きがなくて使えないなど、困った経験を整理しておきましょう。
新築時でもリフォーム時でも、家庭で使う電気機器の設置場所を設計段階でレイアウトをしておきましょう。そして、家電のレイアウトが決まったら使用頻度によって回路わけをしておきます。そうすることで、キッチンでコンセントが足りない。電子レンジやコーヒーメーカー、炊飯器などを同時に使用してブレーカーが落ちるなんてことも避けられます。
家の中での人の動きを考え、スムーズにスイッチを入れたり消したりできるよう考えます。開き扉をあけたときにスイッチが隠れてしまわないか、玄関から居間に入るまで真っ暗でスイッチを探すなんてこともないように、新しい家での生活のイメージをしておきます。
アース付のコンセントが必要な箇所も忘れてはいけません。キッチンまわり以外でも、オーディオ機器やパソコンなどのノイズ対策に必要とする場合もあります。
コンセントの数は基本的に2畳あたりに1カ所(2口以上)が目安です。
玄関やトイレなど、センサースイッチの導入も便利です。センサースイッチは消し忘れ防止にもひと役かってくれますね。
何時になったら自動で点灯するタイマースイッチは留守でも設定しておけば防犯対策にもなります。

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意外と確認しないスイッチ・コンセントの高さ

コンセントは抜き差しの頻度や、使用する器具の特性を考え設置位置を決めましょう。スイッチは床上110~120㎝程度の高さが標準ですが、高齢者の方や身体の不自由な方がいる場合は少し低めに設置すると使う人負担が軽減されます。

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おすすめコンセントの数

キッチンは冷蔵庫や電子レンジ、オーブントースターやコーヒーメーカーなど家電製品がたくさんありますので、6ケ所ほどが目安です。ダイニングで卓上の器具を使うことがある場合は床コンセントの設置も大変便利です。リビングはテレビ、ブルーレイディスク、パソコン、オーディオ、など家電製品があたくさんありますので4~6ケ所ほど確保しておくといいでしょう。このように新築やリフォームの設計段階からスイッチ・コンセントのことも考えておけば、後悔することない配線計画をたてることができるのです。

スイッチやコンセントは使って初めて気づくことも多いので、家づくりをするとき、少し想像力は働かせてイメージするだけできっと後悔しない家づくりができますよ。

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