REITは元本が保証されません。株式と同様、価格は変動します。購入したときよりも高く売れれば利益が出ますが、低い価格での売却となってしまった場合は、売却損が発生する可能性もあります。

REITの分配金は一定ではありません。決算時の結果が反映されるので、収益は賃料収入・売却損益と支出に影響を受けます。また、REIT保有する不動産の価格は景気、市場、情勢の影響や、法制度の変更、自然災害などさまざまな事態により、影響を受け変動します。

REITの収入はオフィスや店舗、住宅等からの賃料収入が大部分を占めています。景気動向、不動産市場の状況、保有不動産の稼働率の低下などによって収益性が悪化するリスクがあります。

また、REITの資金調達は”投資家から集める”だけでなく、”銀行からの借り入れ”も行っています。金利の上昇は、借入金金利が増加して費用がかさむため、収益性の低下リスクが考えられます。

REITは株式投資と同様、運営如何によっては倒産するリスクがあります。倒産の危機などが表立った場合は、その価格が大きく下がることも。

また、REITの運用を行う資産運用会社には、スポンサーが運営に大きく関わってきます。人員提供、不動産の開発・管理といった部分も深く関わっているので、スポンサーとの利益合い判が生じやすい仕組みとも言えます。

リスクを正しく知って、REITを始めるのに役立ててください。