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不動産を売却したら一括で支払った火災保険はどうなるの?

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不動産を売却する時には、いろいろな事情が背景にあるものです。住宅ローンを支払えなくなって・・・ということもあるかもしれません。少しでも高く売りたい!売却にかかるお金を抑えたい!と思うのが当然です。

そして、意外と盲点になっているのが「火災保険」です。実は火災保険を一括で支払っている長期契約の場合には、解約手続きをすることでお金が戻ってくるのです。

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住宅購入時に一括で支払っている人が多い

住宅を購入した時には、火災保険に加入しますよね。生命保険や傷害保険と違って、契約期間を長期にすることで、保険料がリーズナブルになるタイプもあるため、住宅を購入した時にある程度の期間分をまとめて支払っているという人も多いのではないでしょうか。

各保険会社で割引率は異なりますが、契約期間が長いほど1年あたりの火災保険料が節約できるので、長期契約で加入している人が多いようです。

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火災保険って途中で解約可能?

保険会社によって、保険料も加入期間などは違いますが、途中で不動産を売却することになった時に、気になるのが「途中で解約できるの?」ということではないでしょうか。

答えは「YES」です。途中の解約は可能なのです。

例えば、住宅購入時に30年の契約で火災保険に加入し、30年分の保険料を一括で支払っている場合に、8年経過して解約を申し出ると、残りの22年分については返却の対象となる・・・ということになります。

ただし、保険料や計算方法が加入している保険会社によって違いますので、どのくらい返却してもらえるかは、保険会社に実際に問い合わせをしてみるのがいいでしょう。

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解約の申し出は忘れないように!

不動産を売却する時には、あれこれと忙しいでしょう。しかも、月々支払っている保険、1年に1回支払っている保険などとは違って、何年も前に一括して支払っている火災保険の場合には、忘れがちなものなのです。

この解約の申し出は、自分から火災保険会社に手続きをしない限り、戻ってくることはありません。

そのため、一括で火災保険料を納めていた人にとっては、忘れてしまうと非常にもったいない・・・ということになります。

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どのタイミングで火災保険を解約すべきなの?

解約すると一括して支払った分の保険料は、残りの年数に応じて返却されます。そのため「不動産を売却する」と決めた後、もしくは「自分が引越して空き家になった段階」で解約の手続きをしてしまう場合があるかもしれません。

しかし、空き家となってもまだ不動産の火災の可能性はゼロではありません。確かに、空き家となってしまうと家の中で電気を使うこともなく、火災のリスクは減るのですが、その他の自然災害による被害がある可能性もあります。火災保険は、そういった自然災害での被害にも適用となるので、自分の所有の間は解約の手続きをしないでおくと万が一の場合も適用が受けられます。

そのため、解約手続きは引渡しが終わって、他人の所有物となった後にするのがベストでしょう。

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