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知らないと損をする!関東と関西の敷金・礼金事情!

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会社の転勤が決まり関西にお引越し、そして現地の不動産会社でお部屋探しをして驚愕の事実!
関西には「敷金」がない!?とうい経験をされた人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は関東と関西の敷金・礼金事情をご紹介します。

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関西では「保証金」と「敷引き」

関東では一般的に敷金と礼金と呼ばれているものは、関西においては保証金と敷引きと呼ばれています。
ちなみにこの保証金と敷引きは京都を除く関西地方や九州地方に多く見られ、関東の敷金と礼金とは異なる制度を見せています。

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保証金と敷引きの実態

関東では基本的に敷金と礼金共に家賃の0~2ヶ月分がかかりますが、関西ではまず家賃の6~8ヶ月分の初期費用がかかります。
関東のお引越しに慣れている人は「高い!」と思われるでしょう。
そしてその中の半分~6割り程度が敷引きと定められ、あらかじめ返ってこない金額として設定されています。
ちなみに関東で礼金にあたる部分はこの敷引きにあらかじめ組み込まれているようです。

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関東と関西どっちがお得!?

それでは実際にシュミレーションしてみましょう。

・関東(家賃6万円、敷1、礼2、補修費2万円の場合)
敷金6万円+敷金6万円×2ヶ月=18万円
敷金6万円-補修費2万円=4万円
支払い全額12万円

・関東(家賃6万円、保6、敷引き3、補修費2万円の場合)
保証金36万円-敷引き18万円=18万円
補修費は敷引きから補填
支払い全額18万円

シュミレーションの結果、関東の方が関西よりも費用が安く済むことが分かります。

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関西では更新料がない!?

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変化が現れている保証金と敷引き制度

これまで説明した保証金と敷引き制度は現在でも引き継がれていますが、徐々に変わりつつあるのが現状です。
以前までは保証金30万円に敷引きが25万円なんてこともまかり通っていましたが、現在では訴訟を起こして敷金の返還を求める事例が増えてきています。
そのため保証金と敷引き制度は徐々に変化を遂げつつあり、今後の動向に注目したいところです。

いかがでしょうか?今回は関東と関西の敷金・礼金制度の違いについてご紹介しました。
関西に引越しをして「その高さに驚いてタジタジ!」なんてことにならなためにも、1つの知識として頭に入れておいて方がいいでしょう。

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