サラリーマンにとって会社勤めが本来の業務です。給料も大幅アップも見込めない、消費税増税などでなかなか厳しい生活が続く中、副業をしてお金を稼ごうと考える人も多いのではないでしょうか。とはいえ、本人が副業したい意思があっても、まだまだ禁止としている会社も多いですよね。その点、不動産投資なら株やFXなどと同様に行ってもOKという企業がほとんど。銀行や証券会社では禁止されているところもあるようですが、一般企業は基本的には不動産投資は副業規定とは別扱いのようです。

ところで、サラリーマンが不動産投資をした場合のメリットとはなんでしょうか？それは、毎月の家賃収入が期待できる、低金利で大きくレバレッジが効かせられる、管理の手間がかからず労力が少ない、不動産投資という運営システムやマーケットが確立されておりノウハウがたまっている、など様々なメリットがあります。ではなぜサラリーマンが不動産投資を行うべきなのでしょうか？

不動産投資は初回のコストが大きくかかります。なかなか現金一括で用意できる人は少ないので、ほとんどの人がローンを組むことになるでしょう。そんな時、有利なのがサラリーマン。金融機関が数千万〜億単位のお金を低金利で貸してくれるのは会社の信用があるサラリーマンだけです。このサラリーマンという立場を存分に使って、不動産投資を始めるのがいいでしょう。

一般的には、不動産投資ローンの借入金額は年収の5倍と言われています。自己資金は物件価格の5%程度あれば、残りは融資を受けることが可能です。ただし、気をつけたいのが購入時の、仲介手数料など諸経費と言われる費用が物件価格の10％程度、別途かかります。この費用については融資を受けられないので現金で支払わなければなりません。ここは注意しておきましょう。

不動産投資は投資金額が大きいことが懸念点です。また物件を手に入れたとしてもなんらかの理由により急遽売却する可能性が出た場合でも、すぐに売却するのは難しく、売却には最短で1ヶ月〜現金化するにはそこからさらに何ヶ月もかかることになります。このようなことから、無理をしたローン組みはせず、余裕資金で投資できるような計画を立てることが重要です。また、不動産投資会社や管理会社に丸投げせず、利回りなどのチェックも怠らないようにするべきです。

サラリーマンのメリットを最大限に利用できる投資こそ、不動産投資です。預貯金もほとんど利子が付かない低金利のこの時代、積極的な資産運用を行う人が増えています。気軽に始められるものではない不動産投資ですが、家賃として安定収入が期待できることから将来の私設年金として捉え、退職金の運用を考えている人も多いようです。この時代の流れに取り残されないように、不動産投資について考えてみてはいかがですか？