おしゃれなだな、と感じる空間に行った際に、まわりをよく観察してみてください。
光と影がバランスよく配置されていることに気付くはずです。

わたしたちの家庭では、多くの場合、とにかく明るいことが重視されていて、影なんてほとんど意識していないのではないでしょうか。
暗いのはよくない、という思い込みもあるかもしれません。

非日常空間を創りだすには、光と影、どちらも意識することからはじまるのです。

光と影をバランスよく演出するためによく使われるのが、間接照明と呼ばれるものです。

光が直接照らし出すのではなく、天井や壁などに反射させてまわりを明るくするのが間接照明です。
ただの明るいだけの照明から切り替えるだけで、影の部分が増え、部屋の印象がずいぶん変化するでしょう。

オススメの照明は、柔らかな光を演出する照明。
一番手軽に取り入れやすいのが、スタンド型の照明です。床や棚の上などに置くタイプのもので、数多くのデザインから選べます。

和紙やシルクなど使われている素材も様々。光の具合などをしっかりチェックして、お気に入りのものを発見してください。

ムードのある空間を演出するために必要なのは、光の強弱だけではありません。色合いも大きく影響を与えます。

家庭でよく使用されているのは、ホワイト系ですよね。勉強をしたり、本や雑誌を読むときにはホワイト系の照明は助かりますが、ムードを出したいときには不向きなのがこの色。

しっとりと落ち着いた空間にしたいのならば、オレンジ系の色を使いましょう。
甘めにしたいのならば、ピンク系。クールにアレンジしたいならば、ブルーやパープル系など。
華やかにしたいなら、ひとつのカラーだけにこだわるのではなく、ステンドグラスのようにカラフルに色を足していくのもアリです。

演劇の舞台やライブステージのように、光の加減しだいで、あなたの部屋のイメージは大きく変わります。
是非とも参考にして頂き、自分だけの非日常空間、ムードたっぷりに仕上げてみてくださいね。