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オシャレなイメージの「テラスハウス」の本当の意味とは

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yu-ki

賃貸物件を探していると目にする「テラスハウス」。最近ではあるテレビ番組の影響もあり、耳にすることが多くなったこの言葉ですが、実は実際のテラスハウスとは番組とは少し違うようです。

では、賃貸物件においての本当の意味とは何なのでしょうか。

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テラスハウスとは?

テレビ番組の影響もあり、テラスハウスと聞くと「シェアハウス」のように感じる人も多いでしょう。しかし、実際の意味は違います。戸建住宅が集合している、つまり「くっついて一棟になっている」スタイルです。「長屋」と言えば、ぴんとくる人も多いのではないでしょうか。

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建築基準法では「長屋」という

しかし「長屋」と聞くと、時代劇の街並みを思い出すという人も多いでしょう。なんだか、懐かしいような和風なイメージもします。

ちょっとした古風な街並みに、古い木造の家屋がくっついて建っている・・・。
そんな情緒あふれる雰囲気が頭の中をよぎりますよね。

しかし、こうした「建物が一棟になっている」という住居形式は外国にもあり、これが「テラスハウス」と呼ばれているものなのです。長屋もテラスハウスも、壁を共有して一戸建て住宅が連なっているのは一緒です。

ただし、日本の建築基準法では「長屋」となります。

近年は「デザイナーズ長屋」なる、近代的なオシャレな賃貸物件もあり、ファミリーにも人気となっています。

私達が想像するような長屋のイメージよりも、外国風に変化している日本の長屋。やはり「テラスハウス」という言葉の方が、現代にはフィットしているかもしれませんね。

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共同住宅とは何が違うの?

「壁を共有するならアパートと同じなのでは?」と考えてしまいます。共同住宅とテラスハウスの決定的な違いは「共有部分が壁だけ」ということです。共同住宅では、階段やホール、廊下などの共有部分があります。しかし、テラスハウスではそれぞれ専用の入り口があり、感覚としては「一戸建て」です。

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テラスハウスのメリット・デメリットとは

賃貸を探す時に目にすることの多い「テラスハウス」ですが、一戸建ての感覚で住むことができるのが一番のメリットです。子供の小さいご家庭では、上や下の階への音を気にしなくて済むという利点があります。

それに、アパートとは違い廊下や階段を共有しないのが魅力です。入口からすぐに部屋に入ることができます。

ただ、共有している壁部分から、隣の音が多少気になってしまう人はいるでしょう。その点は、デメリットとも言えます。

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