最新の事件や話題を一生懸命に追いかけていると、尽きることのない悪いニュースの激流の中で溺れているような気分になります。
もちろん中には明るい話題もありますが、暗くネガティブで気分が悪くなるようなことのほうが多いものです。

世の中は悪いニュース、良くないことばかりなのではないかと錯覚するようにもなってしまいます。
また、忌まわしい映像やニュースを見るだけでも、実際に体験したかのごとく、心に傷を残してしまうのです。

ニュースにはネガティブ、悲劇の方が多いのはなぜでしょうか。
それは、悲劇を報道したほうが、オーディエンスの獲得につながるからなのです。

ネガティブな情報のほうが話題になりやすく売れやすいことから、ポジティブな情報よりもネガティブな情報のほうが多くなっているのです。人を褒めることよりも人を馬鹿にする方が安易で、注目も集めやすいというのが世の中に暗いニュースが溢れる理由になります。

ネガティブな情報に左右されない為には、意識をして自分の中に入ってくる情報を「選択」しましょう。
また、悲惨な出来事が報じられるのを見たら、世界では同時に、まだ良いことも起きていると自分に言い聞かせてください。

万が一ネガティブな気分になったときは、それが悪いこととは思わず、まず「これが普通」だと考えておきましょう。
友人や家族と時間を過ごせば、身近な世界には良いこともあると思い出しやすくなります。
また「まあ、そういう考えもあるよね」と心で唱えて、「今の自分には必要ないな」と思う情報については気に留めず、流すようにするのもおすすめです。

許容できないネガティブな物事を、無理して自分の生活に取り込む必要は無いのですから。