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快適空間をつくる!熱の性質について知ろう!

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部屋の中の快適さは冷暖房で設定した温度だけで決まっていると思っていませんか?
本当の快適空間をつくるにはしっかりと「熱」について知る必要があります。
そこで今回は部屋の快適空間を助ける、熱に関する知識をご紹介していきます。

1

熱伝達とは

物体の表面や空気中の熱の移動を指し、主に熱伝導と対流によって引き起こされます。
具体的には物体から空気中へ、空気中から物体へと伝達する熱のことです。

・熱伝道
熱を持った物体が移動をしなくても、熱自体が移動をする現象です。
熱は高温部から低温部に移動する性質がありそのため暖房などで部屋がどんどんとあったまるんですね。

・対流
これは空気中における温度の変化や圧力差によって発生する空気の流れを指します。
この対流によって熱はより遠くへと移動をすることができるのです。
ちなみに対流の原理を応用したものを対流暖房などと呼びます。

2

結露について

空気中にある水分が不飽和状態であるとき、窓などに近づき外部からの気温で冷やされることにより飽和状態となり、さらに冷やされると水分が凝縮して窓の表面などに露をつくることを言います。
よく冬なんかは外部と室内の気温差で起こることが多いですが、実はこの結露はアレルギーやアトピーを引き起こすダニやカビの発生原因となっているのです。
そのためアレルギー体質がなかなか治らない場合、この結露によってダニやカビを発生させアレルギーを誘発していることが考えられます。
極力結露を作らないことでアレルギーやアトピー体質が改善へと向かうこともあるのです。

3

断熱カーテンで結露を作らない

最近では遮光、遮音に加えて断熱機能も備わったカーテンが販売されていますが。
これははっきり言って積極的に導入すべきです。
断熱カーテンは室内の気温を快適に保ってくれるだけではなく、冬にできやすい結露ををも防いでくれる効果があります。
カーテンが断熱であることにより室内のあたたかい空気を窓に近づけないので、極力結露ができるを抑えてくれるのです。
結露ができなければダニやカビの発生原因にもならないので、アレルギーやアトピー体質の人であっても安心して生活することができます。

4

必要換気回数

部屋の換気をおこたるとせっかくの快適空間が作りづらくなってしまいます。
1時間あたりに何回空気が入れ替わったかを換気回数と呼び、室内の場所により必要換気回数は変わってきます。

・寝室0.5~1回
・リビング1~3回
・台所3回
・トイレ3~6回

以上が快適空間を保つための必要換気回数です。
みなさん家中しっかりと換気していますか?

快適な部屋を作るには、冷暖房の温度のみに気を配るのではなく断熱カーテンを導入し必要換気回数を目安にしっかりと家中の換気を行いましょう。
これから寒くなるにつれて換気回数も減ってしまうので、意識することが大切です。

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