コーヒー豆にはニオイを吸収する性質があります。フィルターに残ったカスは捨てずに、そのまま乾燥させ、フィルターにホッチキスでとめてこぼれないようにし、シンク下に入れておけば、こもったニオイが解消できます。冷蔵庫にも最適です。よく乾燥させないとカビが生えるので注意しましょう。

カレーなどの香りの強い食品を入れて染みついてしまった密閉容器のニオイは、米のとぎ汁に３０分ほどつけてから洗うとスッキリとれます。とぎ汁に含まれる米ぬかの成分が、ニオイはもちろん、汚れも落としてくれます。

果汁をしぼったあとのレモンやオレンジなどの柑橘類の皮を耐熱皿にのせ、１分間チンします。香り成分が蒸気とともに庫内に行き渡り、こもっていたニオイがとれさわやかな香りが行き渡ります。レモン汁大さじ１を耐熱容器に入れて代用することもできます。

前の日の料理やペット、タバコのニオイなどの日常生活が気になり始めたら、コップに半分くらい酢を入れて、室内においてみてください。酢には悪臭を消す効果があり、半日くらいでニオイが消えていきます。

部屋のニオイを手早くとってしまいたいときは、水で絞ったタオルをビュンビュンと振り回しましょう。ニオイは水につく性質がありますので、みるみる消臭できます。特にタバコを吸った直後は、ニオイとともに煙も吸ってくれるので効果抜群です。手早く簡単なので不意な来客時でも安心です。

風味がとんでしまった煎茶はフライパンでから炒りすると、ほうじ茶のような香ばしい香りが立ち込め、いやなニオイは解消されます。ほどよく炒れば、そのままほうじ茶としても楽しめて一石二鳥です。
茶がらでもＯＫですが、その場合よく乾燥させてから炒ることが大切です。

どこからともなくにおう、そんなときはカーペットが原因のケースがよくあります。まずはカーペット全体に重層を振りまりて一晩おき、翌日に掃除機をかけます。これでいやなニオイはスッキリ解消できます。コツは、重層を振りかけたあと、かためのブラシで毛足の奥まで重層を行き渡らせておくことです。