新しい土地に住む場合は、不安がつきものです。これから長年住んでいく地域ですから、ご近所づきあいは大事と考える人も多いものです。

ただし、これは一戸建てやマンションを購入した場合。このような場合は、迷わず引越しのあいさつをするという方が多いでしょう。ご近所さんとも長期的に付き合うことになるので、当然ですよね。

しかし、アパートの場合には長く住まないことも多いですし特に一人暮らしの場合は「あいさつはどうしたらいい？」と迷う人がほとんどではないでしょうか。

あるアンケート調査によると、アパートで一人暮らしの場合、「あいさつに行かない」という人がなんと半数以上もいるとのこと。実は、これにはこんな理由が隠されているようです。

・賃貸なので長く住む予定がないから
・「一人暮らし」と知られたくなくない
・何回かインターホンを押したが出てきてくれない
・防犯上心配になったから

特に一人暮らしの女性の場合は「一人暮らし」と知られて、トラブルに巻き込まれたくないというケースがほとんどです。また、生活リズムが合わずに、あいさつをしに行っても会えずじまいということも多々あります。

そして、一人暮らしの男性の場合、一人暮らしの女性にあいさつに行ってしまうと逆にドアを開けてもらえないケースもあるでしょう。

しかし、いろいろ考えた末、あいさつに行こうと決めたらいくつかの注意点があります。

まずは手ぶらでなく何か品物を持っていくのが常識と言えます。

ただ、ここで気をつけたいのが「食べ物」はＮＧということです。初めて会う、見知らぬ人ですから、食べ物をもらうことに抵抗を感じる人も少なくありません。こうした配慮は欠かせないでしょう。

そのため、持参する品はタオル、食器用洗剤、石鹸など、もらったらすぐ使えるような500円程度の日用品がベストです。

また、いろいろな考えがあるのは当然ですから「隣の部屋の人にあいさつをしない」と決めた場合でも、せめて大家さんにはあいさつをしておくといいかもしれません。

特に都会では、近所づきあいは希薄となっているので、一人暮らしの場合は「しない方がいい」という考えが大多数です。いろいろな意見があり、あいさつについては迷ってしまいますね。そこで、迷った場合にはそのアパートに詳しい大家さんや不動産屋に聞くのが
もっとも手っ取り早いです。

一人暮らしのあいさつには、デリケートな部分がたくさん含まれていますので、女性の場合は特に気をつける必要もあります。隣人トラブルが多い現代ですから、さまざまなケースを予想して、慎重に判断するのが大事と言えます。